日本青年社の新たな闘いの地平を拓く「三民族連帯行動」

平成21年10月28日

 昨年8月、北京オリンピックの開催に対してその影に隠れ、一切の声を無視され続けてきた中国内の少数民族の人々が抗議の声を上げた。それはまさに抹殺されんとする少数民族の血の叫びであった。

  日本青年社は日本の民族派として、民族同士の連帯の下、集会に参加し徒歩デモを行った。他民族の方々との共闘は日本青年社は初めてではない。かつてアフガニスタンへのソ連侵攻に対し、アフガン留学生の訴えに応える運動として、現地に隊員を派遣し、アフガンゲリラ・ムジャヒディンと共にソ連と戦った、日本で唯一の民族派は日本青年社であった。また、タイとビルマの国境地帯で民族独立運動を行ったカレン族との共 闘も行っている。日本青年社の他民族に対するスタンスは一貫している。「異民族・異宗教との忖度」である。

 このような日本青年社の立場から、中国共産党政権による「民族浄化」「植民地化」という抑圧を受けている少数民族との共闘を決意したのであった。しかしながら昨今の段階では殿岡グループへの協力的立場から脱したとは言い切れず、主体的取り組みになり得なかった。

 今回、九月二十六日の「中華人民共和国建国六十周年に抗議する三民族連帯行動」に対しては、少数民族自治確立推進委員長である、関戸一誠委員長が中心になり、総本部役員が一丸となり運動を作り上げ成功したのであった。三民族連帯のこの運動は日本青年社にとって新しいスタイルの運動であり、新たな闘いの地平を拓くものに発展させなくてはならない。


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