タイ王国の「平和祈念公園」は、平成7年、わが国が大東亜戦争終戦50周年を迎えた折に、先の大戦で祖国のために闘い尊い生命を散華した旧日本軍戦没将兵の英霊に感謝の誠を捧げるとともに民族・国籍を問わない世界全ての戦没将兵を慰霊し、末来永劫の恒久平和を祈る殿堂として建立しました。

 「平和祈念公園」は、バンコクから130キロメートル西方のカンチャナブリ県ツンラジャー村、クワイ川河畔に建立されています。ツンラジャー村は、映画「戦場にかける橋」で有名なメクロン鉄橋から10キロメートル上流に位置し、公園前は通称ジャパンロードが走っています。

 「平和祈念公園」の総敷地面積は3000坪、入リロには高さ8.12メートル、長さ21メートルの総門が立ち、総門をくぐると左手に管理事務所、右手に大鳥居がありまず。公園の全容は日本庭園をモデルにしており、園内の歩道は石畳となっています。庭園中央には、地中3.5メートル、地上12メートルというタイ王国最大の「平和祈念慰霊碑」が鎮座し、周辺には桑井川神社、鐘廟、平和の女神像、戦時における参戦7カ国の国旗をモチーフしたモニュメントを始め十数基の石碑が建立されています。

 公園全景は、樹木が林立する中に年間を通して花咲乱れ、果実がたわわに実る絶景です。

 建立から満5周年を向かえました平成12年6月にはタイ王国より感謝状と記念品を恵与され、9月に財団法人「文化教育財団」を取得、同11月の大祭には、先の大戦における参戦7カ国の代表者が出席する中で盛大な大祭を挙行しました。

 毎年2回執り行なわれる例祭は、6月の小祭、11月の大祭となっており、この例祭の模様は毎回タイ全土にテレビ第9チャンネル・新聞等で報道されており、現地では有名な観光スポットとなっています。

 なお、「平和祈念公園」は、民族・国籍を超越した世界全ての戦没将兵を慰霊し世界末来の恒久平和を祈念する聖地と指定されており、財団法人「文化教育財団」として、地域社会への貢献、日タイ文化交流への貢献にも勤めております。

 加えて如何なる宗教宗派を問うものでもなく一切の寄付は受け付けておりません。

 

21世紀文化教育財団・アジア和平日本委員会HP
タイ王国カンチャナブリ県平和祈念公園HP