平成12年05月08日


尖閣諸島魚釣島に建立した神社と祭壇

  平成12年4月20日、私ども日本青年社が、尖閣諸島魚釣島に日本古来の伝統信仰である神道に基づき神社を建立したことに対して、中国より政府に抗議がよせられておりますことは新聞テレビ等でご存知のことと思います。

  つきましてはここに尖閣諸島に神社を建立した日本青年社の意義と見解を発表します 。

そもそも尖閣諸島は明治28年(1895年)、日本が領土編入措置の閣議決定を行なうまで、いずれの国の領有にも属さない地域として、国際法上の無主の地でした。

政府は同年1月14日の閣議決定を経て、同月21日に尖閣諸島を沖縄県の所轄としました。 ここで正式に尖閣諸島は日本国領土としての行政措置がとられたのです。


尖閣諸島の神社建立の神事をおこなう神官

  この事実は日本はもとより、中国側もその内容は知り得ております。また、中国は、尖閣諸島は下関講和条約の際に、日本の統治下に置かれたが如く主張していますが、事実は日清戦役の和議が開始されたのは、同年3月20日であり、和議成立は同年4月17日でした。従って尖閣諸島の帰属問題は下関講和条約とは一切関係ありません。


  尖閣諸島に関する中国側の主張には一切根拠はありません。

  以上の歴史の真実に則って、日本青年社は昭和53年8月(1978年8月)に尖閣諸島魚釣島に灯台を建設して以来22年間にわたり、毎年渡航して保守点検及び電池交換を行ない日本の灯を守り続けて、この度は平成12年4月19日に5名 の隊員(内神官2名)を尖閣諸島に派遣し、同20日、魚釣島に上陸し、灯台の保守点検並びに部品交換を実施するとともに、日本民族古来の伝統的信仰である神道に基づき同島に祭壇を設け、神官による神事をもって東シナ海を航行する世界の全ての船舶の海上安全祈願と地霊鎮魂を願う白木造りの神社を建立し、伊勢神宮の御用材に日本青年社と揮豪した鎮めもの安置してまいりました。


日本青年社の行方を見守る海上保安庁の巡視艇


灯台建設以来、保守点検並びに部品交換はかかさない

  自国の領土(外務省見解)に日本古来の神社を建立したことがなぜ他国(中国)から抗議されるのでありましょうか。

  加えて私たち日本青年社が尖閣諸島に灯台を建設して以降、灯台の灯によって遭難を免れた事実も数々あり、また東シナ海域の海難事故は激減しております。

  私たち日本青年社は国際法にかなった日本固有の領土、尖閣諸島の領有問題を一人でも多くの日本国民に理解を促し国民運動に繋げるべく目的をもって今後も更なる活動をつづけてまいります。

日本国政府としての「尖閣諸島の領有権については下記のリンクをご覧ください。

日本外務省の尖閣諸島における基本見解


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