平成25年度北海道キャラバン隊活動報告




統括長 大久保叡


  日本青年社が毎年取り組む北海道キャラバン活動は、旧ソ連邦が崩壊してロシア連邦が誕生した平成3年(1991)の3年前(昭和63年)、私たちが日本の再東端である納沙布岬(北海道)に「奪還 北方領土祈願碑」を建立したことにはじまります。


 以来この活動は26年を迎えました。私たちは当時、わが国で最も果敢な北方領土奪還闘争を展開してきました。しかし平成18年にロシア政府関係者から日ロ両政府の間で膠着状態に陥っている領土返還交渉を前進させるために、ぜひロシアに来て欲しいとの招請を受け、平成21年3月にモスクワで政府要人との忌憚のない意見交換やサンクトペテルブルグ国立大学の学生と対話集会を実現したことを機に、「北方領土奪還運動」から「北方領土問題を考える会」に改称し、その活動を大きく方向転換しました。(日本青年社の取り組む北方領土問題はHP参照)


 そのような時の流れを経たキャラバン活動は、今年8月31日から9月6日までの行程で実施しました。


 昭和20年に北方四島がすべて奪われた9月3日、地元の友誼団体とともに総勢70人で、納沙布岬の北方領土返還実現祈願祭を挙行しました。9月5日、札幌神宮において恒例の昇殿参拝をすませてから、札幌市内において車輌による広報活動と大通り公園で演説会を執り行いましたが、私どもの北海本部の役員から北海道は北方領土と密接な関係にあるので、日本青年社のロシア訪問の経緯や考え方を噛み砕いて伝えて欲しいとのことから、大通公園では3人の弁士がそれぞれにマイクを握って私たちの考えを訴えたところ、日本青年社の話は違和感がない。こういう考えなら領土問題解決に結びつくのではないかとの声をいただくことができました。また車輌による広報活動も多くの市民の耳を傾けてくれました。その後、昨年に続いて在札幌ソ連邦総領事館に表敬訪問をしました。総領事館では、昨年お会いしたサープリン総領事が公務で不在だったことから、アルトホーフ・ユーリー領事とミンスキーリ・ウァレーリ アタッシェ氏と30分ほど和やかに対談し、当日の夕方に苫小牧港から大洗港に向けて帰路につきました。