平成23年度「北方領土問題を考える会・北海道キャラバン」報告



日本青年社総本部運動局長
運動局長  高橋 和己


 日本青年社が年に一度実施している北海道キャラバン活動は今年25年を迎えました。このキャラバン活動は、私どもが昭和63年に納沙布岬(北海道)に「奪還 北方領土祈願碑」を建立したことに始まり、終戦後に旧ソ連軍が南樺太、千島列島そして北方四島全てを略奪した9月3日に納沙布岬で厳粛な北方領土奪還祈願祭を催しています。


 またかつての日本青年社は、民族派団体の中でもっとも果敢な北方領土奪還闘争を展開してきましたが、平成18年にロシア政府関係者から日ロ両国政府の間で膠着状態に陥っている領土問題を前進させるためにぜひロシアを訪問して欲しいとの招請にこたえ、平成21年3月に31名の社員がロシアを訪問してプリマコフ前首相、外務省のガルージンアジア太平洋諸国局長をはじめ多くの下院議員と胸襟を開いた会談を行ったほか、サンクトペテルブルグ国立大学の学生と忌憚のない意見交換を実現しました。また学生との意見交換の目的は、北方領土は日本の領土であることをロシア国民に広く訴えることでしたが、翌年の平成22年にはこれらの学生が日本を訪れて靖国神社の遊就館を見学するという出来事がありました。


 そのようなことから同年九月に実施したキャラバン活動はロシア政府高官との会談の様子を伝えながら、戦後半世紀以上の歳月を経過しながらなぜ領土問題が解決しないのか、どのような戦略をもちいたら解決できるのかなどのテーマに掲げながら、北方領土問題解決に向けた広報活動を目的とした「北方領土問題を考える会」として新たな取り組みを展開しています。


 また日本青年社は数年前から街宣車を使用する運動は行っていませんが一年に一度取り組む北海道キャラバン活動に関しては領土問題を啓蒙する広報活動としてかつての街宣車を使用しています。今年からは毎年実施する有志によるキャラバン活動を更に拡大して北方領土の行政区である北海道本部と合同で道内を広く啓蒙する広報活動になりましたが、はじめて実施した北海道キャラバンから二十五年にわたって継続している私たちの活動を知る人たちは、キャラバン隊が行く先々で手を振ってくれたり声をかけてくれるなど、年を重ねるごとに多くなってくることは大きな励みとなります。


 帰路は台風の影響で私たちが乗船したフェリーは想像以上の激しい揺れでしたが全員無事に任務を終えて今年のキャラバン活動を終了することができました。

 最後となりますが、毎年参加してくれる釧路の國青塾の皆様には心から深く感謝申し上げます。

 

◆北方領土問題を考える会・キャラバン隊行程報告

○出動車輌 8台  ○参加人員 60名
8月31日(水) 18時30分 大洗港出発
9月01日(木) 13時30分 苫小牧港
14時 苫小牧港で北海道本部の同志と合流して十勝川に向う(約220キロ)(十勝川泊)
9月02日(金) 9時30分 十勝川から釧路に向う(約115キロ)
和商市場〜厚岸町(約35キロ)(厚岸町泊)
9月03日(土) 8時30分出発
9時10分 納沙布岬到着後清掃
10時 北方領土奪還祈願祭
11時 納沙布岬出発
14時 阿寒に向けて出発(約200キロ)
17時 阿寒着(阿寒泊)
9月04日(日) 10時 阿寒から札幌に向う(約350キロ)
16時 札幌着(札幌泊)
9月05日(月) 9時30分 出発
北海道神宮
11時10分〜13時 札幌市内で広報活動
13時30分 昼食後に苫小牧に向う
17時40分 苫小牧港着
18時45分 苫小牧出発
9月06日(火) 14時 大洗港着
14時30分 解散