資本主義社会を破壊するマネーゲームを追放しよう

平成18年 3月26日

 堀江貴文、村上ファンドのこの間の金儲けの為の方法は資本主義社会を崩壊に導くマネーゲームだと言わざるを得ない。

 元々、資本主義社会とはアダムスミス、リカード、マルクス、によっても明らかのように資本主義労働過程によって基本的には支えられている社会である。簡単に言えば生産物が商品化され、それが売買されるのが基本とするものである。そこに流通過程が加わるのだ。彼ら二人の行動は、そうした観点を完全に放棄し、マネーの交換によって肥え太る。 資本主義社会にとって許される行為ではない。

 例えば、トヨタ、日立が生産をやめマネーゲームに走るとすれば商品の流通は無くなり、資本主義社会は死んだも同然の姿になるのだ。この様なことを許しておけば、冒頭に述べたように資本主義は崩壊する。ただ、新しい社会の姿が見えないから、大衆はこうした事態に危機感を未だ抱いていないのが現実だ。だからと言って彼ら二人の行為が許されるわけではない。ホリエモンは華々しく登場した為、裸の王様になってしまったが、村上ファンドは悪質な知恵者であるため今なお生き統けている。

 灰聞することによれば、村上ファンドは中国との悪質な関係を保持していると言われ、こうした人間こそ真っ先に追放されて然るべきなのだ。
 こうした二人に代表される行為は、資本主義社会の根幹を揺るがすことになるので到底許すわけにはいかない。確かにマネーゲームが成立する為の条件は揃っていたとしても、食べてはいけない「リンゴ」に手を出してはならないのだ。

 彼ら二人が共通的な「マネーゲーム」を演出したため日本の金融社会が落ち着くと考えられるが「悪いやつほどよく眠る」と言われるように、まだ安閑として言うわけにはいかない。今求められるのは、金融社会でのモラルでありその一線を越えないことだと私たちは主張する。