平成14年(2002年)は昭和27年4月28日に講和条約が発効して50周年にあたる年である。

 講和条約が発効して連合国と日本の戦争状態は終結し、6年8ケ月にわたる占領は解除された。

  この占領期にGHQ(連合国軍最高司令部)が、戦後のアメリカの世界戦略の中で日本をどのようにしていこうとし、またしていったのかを検証することは非常に重要である。なぜなら民族派は「さらば戦後体制」といっているのであり、「さらば」する戦後体制の根幹はこの占領期に作られたものであるから、内容を把握していなければ何と「さらば」するのかわからず、ただのお題目となってしまい、いつまでたっても戦後体制と「さらば」することはできないであろう。

  このシリーズは、その講和条約が発効するまでの占領期(昭和20年〜)について、資料的なものを中心に掲載致します。

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