昭和26年

白衣姿で街頭に立つ傷痍軍人

初のテレビ実験実況中継


1月19日……社会党大会、平和三原則と再軍備反対を決議〈平和四原則)。
1月25日……ダレス講和特使来日。
2月11日……インドシナ共産党、ベトナム労働党と改称。
2月21日……世界平和評議会、五大国による平和協定締結を要求(ベルリンアピール)。
2月23日……日本共産党、四全協で武装革命方式を決定。
3月29日……政府、メーデーの皇居前広場使用禁止。
4月1日………米民政府、琉球臨時中央政府設立。
4月11日……マッカーサー元帥、罷免さる(後任リッジウェイ中将)。




罷免され離日するマッカーサー

4月18日……西欧六ケ国、欧州石炭鉄鋼協同体条約調印。
4月24日……桜木町事件(国電出火、106名焼死)。


横浜桜木町駅で国電2両が焼失。ドアが開かず106名が焼死する。

5月1日………戦後初の分散メーデー。
6月20日……第一次追放解除(政財界2958名)。
6月23日……ソ連国連代表マリク、朝鮮停戦交渉を提案。
7月10日……朝鮮休戦会議、開城で開催。


中国の義勇兵を捕らえた海兵隊員(朝鮮戦争)
8月6日………第二次追放解除(1万3904名)。
9月1日………米・豪・ニュージーランド、太平洋安全保障条約(ANZUS条約)調印。サンフランシスコ対日講和会議にインド・ビルマ参加拒否(中国は招待されず)。
9月8日………全権吉田茂、対日講和条約・日米安全保障条約に調印。特高関係336名追放解除。

対日講和条約調印のため羽田を出発する代表団一行

10月10日…米、相互安全保障法〈MSA法)成立。
10月16日…共産党五全協、新綱領(民主革命方針)採択。
10月24日…社会党臨時大会、両条約めぐり左右に分裂。
10月26日…対日講和・安保両条約、衆議院通過。
11月10日…日教組第一回教研集会。
11月18日…対日講和・安保両条約、参議院通過。
11月19日…対日講和・安保両条約批准手続完了。
12月8日……大山郁夫にスターリン平和賞。
12月24日…吉田首相、ダレス宛書簡で国民政府との講和を約束。


都内でデビューしたトロリーバス

人形芝居を見る子供たち