第32回 北海道キャラバン隊活動に参加して

日本青年社 茨城県本部
薗 部 文 徳


私は、今年の八月三十一日~九月六日まで実施された第三十二回・北海道キャラバン隊活動にはじめて参加しましたので感想文を寄稿しました。

 八月三十一日(木) 北海道キャラバン隊は、フェリーで茨城県の大洗港から苫小牧港に向けて出発する予定でしたが、台風十号の影響でフェリーが欠航したことから、急遽、変更して新潟港から小樽港に向けて出発しました。
 九月一日(金) 出発場所と時間を変更したことから、予定より大幅に早く小樽港の到着です。この日は小樽を視察した後、札幌に向いました。また役員は札幌で、すでに恒例となっている札幌ロシア総領事館を訪問して領事官と北方領土問題解決に向けた会談を行いました。
 九月二日(土) 午前九時、札幌のホテルを出発して一路根室へ、移動距離は約四二〇キロの長旅です。途中で何度も休憩とり、根室に到着したのは夜の九時を過ぎてした。また、この日の夜は台風の影響で雨と風が強く、明日の祈願祭を気にしながら夕食をとってホテルに戻りました。明日始めて経験する祈願祭に少し気が高ぶっているのか、疲れているにも関わらず中々寝つかれませんでした。
 九月三日(日) 朝起きて外を見ると風を強く感じましたが、昨夜の大雨が嘘のように晴れていました。私は毎年祈願祭を行う皆の思いが大雨を避けたのではないかと思いました。この日の祈願祭は、ホテルを午前八時に出発して九時三十分に納沙布岬に到着です。岬から海をながめると島が見えました。その島が北方領土の一部であることは富施本部長から教わっていましたが、こんなに近くにある島がロシア領になっていることに空しさと怒りを覚え、いつの日か必ず日本に取り返したいと強く思いました。
 岬は、強い風が吹いていましたが、宮司さんの祝詞と玉串を奉奠して祈願祭を無事に終えることができました。バスに戻ってからも無事に北方領土を取り返すという思いが強くなって、目頭が熱くなる思いでした。昼食の後、阿寒港へ向いました。阿寒湖のホテルでの夕食を兼ねた勉強会では、徳川先生から貴重なお話しを伺うことができました。
 九月四日(月) 阿寒湖のホテルを午前九時に出発して札幌に向かいました。札幌までの距離は約三〇〇キロです。
午後五時三十分ごろに札幌に到着して、各自で食事をすませて休むことになりました。
 九月五日(水) 午前八時にホテルを出発して札幌神宮で参拝をしました。全員が北方領土返還を願われたと思います。参拝後、札幌市内では大通り公園で数名の弁士による街頭演説会を行いました。この街頭演説会は毎年やっているので、この地域では知られているということでしたが、足を止めて興味深そうに話しを聞いている人たちが沢山いました。
 その姿を見て、日本青年社の毎年の活動が、これだけの人たちに歓迎され期待されているんだなと感銘を受けました。
 帰りのフェリーの中では、新潟港を出発してから今日までの出来事や先輩方の話しを聞きながら、これからの運動や次回の意気込みを話し合いました。午後四時に大洗港に到着し、解散式を行いました。
 一週間という短い期間でしたが、この活動を通して、沢山の方との出会い、そして沢山のことを学ぶことができました。
 最後に、この活動に携われた日本青年社の先輩方、地元の北海道本部の社員の皆様本当にお世話になりました。ありがとうごあいました
これからも日本青年社の社員として誇りとを以って頑張っていきたいと思います。