年頭にあたってのご挨拶


平成27年1月元旦


ロシア科学アカデミー日本学会初代会長
山梨学院大学大学院名誉教授
サルキソフ・コンスタンチン




激動する国際環境で外交が難航する中、草の根の関係を拡大しよう!

 地域紛争の激化、米ロ関係の悪化、中国やインドの経済力の増大に伴う力バランスのシフト等の新しいチャレンジーを考えればは平和と安定を維持するのは特に急務である。古い考え方や価値観を見直し、愛国の精神を充実し、これを世界と国家間の意思疎通を深めるために活用してもっとがんばらなければ成らない。

 冷戦崩壊に伴う国際政治の中には対立の要素が少なくなるとの期待ははずれた。逆にもっと危なくなった世界にはどう生き残れ、発展できるのか、そういった問題は愛国者にとっても重要で、新しい世界観と実行課題を直面させている。

 数年前に日本青年社はこの変化を敏感に把握し、従来の路線と愛国主義の理念を再考し始めていた。当時、日本青年社の代表団をお供して祖国のモスクワとサンクトペテルブルグを訪問できたことは大変有益であって意義深かった。皆様の協力的なスタンスと紳士的な行動ぶりを今でも生き生き覚えている。

 今現在、日ロ関係は欧米の制裁の下で新しい試練に直面している。G7のメンバーである日本の安倍総理の立場を理解しないことはない。ただ板ばさみ状態でも従来の同盟国と決別せずにロシアとの関係を重視することも十分できる。また、日本の対ロ態度は特別であるとの姿勢はちっとも変ではない。ロシアと欧米の対立はその本質を見ればロシアに対する「罰」は必ずしも適当であると思わない。一方、両国の根本的な国益にかかわりのない対立に予って隣国である日本とロシアの関係はこれによってダメージを受けること自体は疑問が大きい。むしろ原則論や地政学に基づいた政治は近視的である。宗谷海峡の海底や空をまたがるサハリン天然ガスパイプラインと電力輸送ブリッジの案は日ロの国民のためのものであって妨げるはずはないと思います。

 日ロの良好、また創造的な関係は時の法令である。米中超大国の「挟間」に置かれている日本とロシアは仲良くすればするほど日ロだけではなく、アジアと世界のためにもメリットが多いと思う。

皆様、新年おめでとうございます。





日本青年社 全国社友会
会長 小 林  明



謹啓 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は同志・同友の皆様方には大変お世話になり衷心より感謝申し上げます。

 我が国を取り巻く環境は日増しに厳しい状況に追い込まれており、特に海洋国家であります我が国の権益が中国の漁船団(実態は不明)により大きく損なわれている現状に、他人事のような発言を繰り返す政府関係者、日中首脳会談にしても尖閣諸島、靖国神社への不参拝の確認など前提条件を突きつけ対等外交とは凡そかけ離れた態度をとりつづける中国。

 又何ヶ月たっても拉致被害者、特定失踪者の生死の状況すら判別させない北朝鮮、彼らは我が国法を破り不法入国して日本人を拉致した、そんな輩に弁明の機会など無いはずなのに日本政府は外務省の局長をわざわざ北朝鮮に赴かせ、結果何も得られず帰国しました。何度同じ過ちを犯せば次に進めるのでしょうか?ここは再度我々も現状打破に真剣に立ち向かおうではありませんか。

 又、今年はタイ王国カンチャナブリ県にあります神道平和祈念公園建立20周年に当たり、記念行事が執り行われますので是非大勢の皆様のご参加をお願い申し上げます。

 末尾に昨年は災害の多い年でありましたが、今年は平和で安穏とした一年であるよう心より祈念し、また皆々様のご健勝を祈ります。
 私自身も旧年に倍して皆様のお力をお借りして日本青年社綱領に沿った民族運動に鋭意頑張りますので宜しくご指導、ご鞭撻お願い申し上げます。 

謹白


日本青年社 議員同志連盟
会長 松 村 茂 夫



新年の御祝辞を申し上げます。

新しい年、日本青年社諸兄と日本青年社関係者の限りない躍進とご多幸をお祈り申し上げます。

 今年は私達にとって、歴史に残る節目の年となります。神道平和祈念公園が建立20周年を迎えるからです。

 会長を中心として、一人ひとりができる限りの努力を積み重ねて、今日を迎えることができました。民間の、国を愛する集団が、タイ王国の政界、財界、軍、仏教界などの要人の方々のお力添えをいただき、この大事業を成し遂げました。しかも営々と20年にわたってこの偉業を守り続け、発展させてきたのでございます。驚嘆に値する日本国民全員の誇りと言わねばなりません。

 一人でも多くの日本人に、この地を訪れていただきたい。タイ王国の方々をはじめ、ここを訪れる多くの外国人旅行者が、この公園で美しさと安らぎに感動している現実を、一人でも多くの日本人に知っていただきたいのであります。

 今日の平和と繁栄の礎となられた先人に、感謝の心を持つことは、よい未来を建設するための必須要件でございます。

靖国の、英霊たちが問うてくる、
いま日本は、いい国ですか
英霊の、問いに皆で応えたい、
大丈夫です、遺志をつなぐので
日本青年社の皆さんに輝きと栄光を。


各県奉賛会
会長 千 葉 州 時



新年明けましておめでとうございます。

 平成27年の「羊年」を迎え、同志同友並びに諸兄の皆様方には心新たな新年を迎えたことと思います。

 各県奉賛会会長の私にとりましても本年は大変重要な年になることも間違いありません。

 今年は戦後70年という節目の年でもあり、タイの平和祈念公園も、建立20周年を迎えたわけでございます。一口に20年と申しますが、その間さまざまな出来事もありました。今では「平和祈念公園」がテレビ放映されるようになり沢山の人達が来園してくれるようになりました。もちろん平和祈念公園は慰霊施設でありますから私達の奉賛活動が20年で終わるわけではありません。これからも多くの人達に理解され、見守られながら、世界平和発鐘の地として未来に継承して行かなければならない大事な運動であり、必ずや歴史に残る運動であると確信しております。その為にはまず、平和祈念公園建立20周年の節目を機に戦後70年を記念する6月の大祭は、日本人やタイ人はもとより多くの方々に参加していただき盛大な式典を催す企画を検討しておりますので一人でも多くの方々のご参加を願っております。又、この様な運動は一人や二人の力で成し得るものではなく一度取り組んだ運動は必ず結果を出して来た日本青年社が戦後日本の歪んだ歴史認識を正すとともに悠久の歴史の中で育んできた崇高な日本精神を回復することを目的とする運動ですので、皆様におかれましては今後ともご理解とご協力を賜りますことを心よりお願い申し上げる次第でございます。
 末尾になりますが、日本青年社・議員同志連盟。アジア和平日本委員会・全国社友会・各県奉賛会の皆様方にとりまして、幸多き年になりますことを願っております。


日本青年社
顧問 齋 藤 茂 男


 あらたまの年の始めにあたり、日本青年社同志各位並びに日本青年社の活動にご賛同いただきます皆様には謹んでご祝詞申し上げます。

 今年は戦後70年の節目を迎えました。しかしながら我が国はいまだに健全な主権国家としての体をなしていないのが現実です。

 また我が国の歴代政権もそのことを知りながら何の手も打ってこなかった。その証左は我が国が抱える領土問題、中国・韓国から仕掛けられている根拠なき歴史戦争に何も対応できない政府の現実を見れば言を待つまでもありません。その根拠は、かつて戦勝国の行為はすべて善であり敗戦国の行為はすべて悪であると一方的に断罪したいわゆる東京裁判によって歪められた歴史認識にあるわけですが、この誤った歴史認識の結果の一つに、平成5年の河野談話があり、平成7年の村山談話にあるのではないかと思います。

 その証左は、中国・韓国が日本に仕掛ける根拠なき歴史戦争に対し、日本政府がひとことも言い返せない現実を見れば一目瞭然でしょう。

 そのような折の昨年は、東京オリンピックから50年ということで、テレビや新聞ではオリンピック当時の記録映像を取り上げていたのでご覧になった方も多いと思いますが、この東京オリンピックが開催されたのは昭和39年です。昭和20年8月の終戦からわずか19年という期間で、日本は新幹線を走らせ、首都高速道路を整備して東京オリンピックを見事に成功させました。そして他国から経済一流、政治は三流と揶揄されながらも戦後日本は経済成長の波に乗って国防体制無き欺瞞の平和に甘んじてきましたが、一方では東京裁判によって歪められた歴史認識のもとで戦後日本人は日本民族本来の精神文化を忘れ去ってきたのであります。

 その崇高な日本精神と正しい歴史認識を回復するためには何をすべきか。それは日本自身が戦後50年を迎えた平成7年になしえなかった戦後体制からの脱却に向けた運動に取り組むべきではないでしょうか。そのようなことから日本青年社は、本年の戦後70年を戦後体制と決別する年と位置づけ、世界に向けて日本再建の突破口を拓く活動に取り組みますので、皆様にはご理解とご協力をお願いいたしまして年頭挨拶とさせて頂きます。


日本青年社
顧問 志 村 喜 一



謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 本年は敗戦70周年と日本青年社がタイ王国カンチャナブリ県に建立いたしました平和祈念公園も建立20周年を迎える事が出来ました。

 人間社会には節目と言う大切な時期があります。戦後70周年を迎える我が国がおこたってきた節目は、アメリカ連合軍の占領下のもとで、憲法並びに教育基本を初めとする各種基本法が制定されたことは歴史上の事実でありますが、サンフランシスコ講話条約により初めて日本は再独立をいたしました。その時に一つの節目があったにもかかわらず、我が国は日本人の手による憲法を制定出来なかった、各種基本法も同様であります。

 この節目を生かすことの出来なかった点が、戦後の混乱と無秩序を生み出した原因と考えます。教育・経済・領土問題・国防問題等すべて原点に戻って、早急に改正すべきであると考察いたします。

 平和祈念公園も、各国各層の皆様の御理解をいただき、本年節目の成人式20周年を迎える事が出来ました。

 本社の会長は大きな夢と希望を努力によって現実化することの出来る逸材であります。成人式を迎えた平和祈念公園が世界平和の発信の地として、その意義をすべての人に理解していただくよう、一丸となって精進することをここに誓い合う新年でありたいと考えております。

 そのためにも建立20周年にふさわしい多数の皆様による式典が行われることが出来ます様、「百聞は一見に如かず」御参加をお願い申し上げまして年頭の御挨拶に変えさせていただきます。


元陸上自衛官
元防衛事務官
語り部 井 上 康 史



日本人の誇りを取り戻す為には!

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。 

 さて、今年は終戦70年の節目の年でございます。そこで小生は今年の夢を少し書かせて頂きます。

 国連が日本・ドイツ・イタリアに付けている敵国条項を取消し削除できないのであるならば、何かと言うと直ぐに拒否権を発動する安保理の理事国である戦勝国?米国・中国などの戦勝国で作った、今の国連を退会して現在国連に出している拠出金をもとに、東南アジアの国々と、新たに東南アジア連合(仮称)のような組織を創設してお互いが力を出し合い協力できる国際社会を創って行きたいと思います。これは日本なら必ず出来ると信じております。

 又、現在この地球には195ヶ国あると言われておりますが、日本と協力し合ってくれる国々が沢山あると思います。今に生きる私達は、私達から子供・孫へと日本の良いところと正しい歴史を語り継いでいくことが必要なのです。先の大戦で未亡人になられた方がこのような歌を詠まれたそうです。『かくばかり醜き国になりぬれば捧げし命のただに惜しまる』この様な歌を詠むことがない世の中を作りたいと思っております。

 その為にも小生は今後ますます日本青年社・全国社友会・議員同志連盟・各県奉賛会の皆様とともに力を合わせて邁進して行きたいと考えております。

 末尾ですが。皆様方の益々のご健勝とご家族の皆様のご多幸を心よりご祈念申し上げますとともに今後ともご指導宜しくお願い致します。


高木書房
代表取締役 斎 藤 信 二



憲法改正が一つの到達点

 「一寸先はハッピーだ」という言葉が、ある経営者の本の最初の行に書いてあった。いかなる状況にあっても、ハッピーに変える力を持って実践する人の言葉だと思う。

 政治は「一寸先は闇」と言われる。安倍総理の解散の決断が果たしてハッピーなのか。その答えは1年や2年では出ないだろう。安倍政権が目指す戦後レジーム(戦後体制)からの脱却は、日本の現状を考えるとそう簡単ではない。自民党の中でも日本国家を考えない反安倍、親中派がいる。

 平成26年11月、中国で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の機会をとらえて日中首脳会議が開かれた。習近平主席のあの握手の態度は何だったのか。

 平成26年11月25日の産経新聞で「世界奔走 折れた習主席」という記事があった。「首脳間ではむしろ習主席のかたくなな態度が笑いものになっていた…」「各国首脳は、習主席が『日本に歩み寄った』とみられると政治基盤が打撃を受けるため、国内向けの演出に腐心していることを見透かしていた」「中国側は文書に、首相の靖国神社不参拝の確約を盛り込むことにこだわったが、日本側が『それならば会談しなくてよい』と突っぱねたところ、あっさりと折れてきたという。…文書を日中同時に発表するに当たり、『日本の外交的勝利だとは宣伝しないでほしい…』と頼んできたという」そして「就任から2年弱で50カ国を駆け抜けた外交努力は、今まさに実を結ぼうとしている」と結んでいる。安倍総理は、日本を取り戻すために行動している。

 長州藩士の高杉晋作を思い出す。第二次長州征伐に対して晋作は、雪の功山寺で挙兵した。わずか七〜八十名の奇兵隊である。負けた徳川幕府は一気に崩壊にすすみ、日本は大政奉還、明治維新へとすすむ。晋作は清国渡航で白人に支配されるシナ人の姿をみている。吉田松陰から国のあり方、武士の生き方を学んでいる。晋作は国のために行動した。

 さて現代の日本はどうか。戦後占領軍から押し付けられた憲法と教育基本法で、日本国民は国家意識を失った。戦後70年、もう日本人は普通の国民に戻っていい。その一つの到達点が憲法改正だと思う。まっとうな憲法改正が実現できるよう地道ではあるが、日本の真実の歴史を語り継いで行きたい。