抗 議 文

 貴殿は類稀なる有能な頭脳と英知を駆使して、あまたの投資家を顧客にし、その資金を原資にして特定した企業の株式公開株を大量取得しては、その経営陣に揺さぶりをかけて、短期間に取得株を売り抜けては暴利を得る、いわゆる投資ファンドであることは周知であるが、この度、堀江貴文、三木谷浩史による企業統合のための株式公開株買い付においても、巧みにその間を潜り抜けて、否、連携してと言ったほうが正しいのかもしれないが、何れにせよ、日本の社会システムを破壊するかのような「すべてを金で図る」貴殿の経営手法は、正しく「マネーゲーム」であり、決して社会から評価されるものではない。

 確かに貴殿の経営手法は法の目をかいくぐっているに過ぎず必ずしも合法的とは言い難い。道義的に鑑みれば、多くの人たちが生活を営む社会環境の中で、万事が金で解決できると言う考え方は決して褒められることではないということだ。

 ましてや貴殿の仕事は、何の生産性もない「マネーゲーム」でありギャンブルである。端的に言えば、貴殿の「すべてがマネー」という概念は、先人が長い歳月をかけて築き上げてきた、日本の社会システムを破壊し、日本的資本主義を没落させる引き金となる暴挙であると断じざるを得ない。貴殿はなかんずく、貴殿のハイエナの如き経営戦略を見た、次代を担う青少年は、果たしてどのような成人に育つのであろうか。資源のないわが国が、世界に冠たる経済大国にまで成長した根底には、国民の血と汗が流れているのである。国民が一生をかけて築きあげる豊かな家庭生活は血と汗の結晶なのである。そして子は親の背中を見て育つのである。その連続が経済を支え、国家を支え、日本を経済大国に押し上げてきたのである。要するに、わが国は、すべてがマネーで成り立っているのではなく、世界に冠たる優秀な技術と、勤労の精神が重大な要素なのであるが、貴殿のように、「すべてがマネー」と考え方が、次代を担う青少年に蔓延したときに果たしてわが国の未来はあるのであろうか。答えは否である。その結果は、日本の社会システムが完全に崩壊するばかりでなく、国家存亡の危機を迎えることになるだろう。

 依って我々は日本的資本主義と社会システムを破壊する暴挙をこれ以上看過することはできず一国民として断固抗議申し上げる。
 貴殿は我々の抗議に対して本書受理後七日以内に明確なる文書を以って解答せよ。

万一、何等回答なき場合、我々は貴社に赴き貴殿と直接面談の上で貴殿の真意を聞き質すこととする

平成十七年十二月 ニ日

日本青年社        
                     幹 事 長 鎌田 泰弘
                     行動隊長 加藤 順一
                     本 部 長 塚田 真道
                       情宣局長 亀田 晋司

 

株式会社 M&Aコンサルティング
 代表取締役 村 上 世 彰 殿