抗  議  文


中華人民共和国 胡錦濤国家主席殿



 我々は貴国との無益な対立を避けるべく尖閣諸島の実効支配を続ける政治団体日本青年社である。
 貴殿がアジアのみならず、世界の平和と発展の為に、責任ある国家の代表として尽力されている姿に敬意を表するものである。
 しかしこの度の貴国民による蛮行は、両国の友好に深い溝を生ずるものであり、こうした主権の侵害は侵略行為と断定せざるを得ず厳重に抗議する。


 昨日、貴国の国民七名が日本国の領土に不法上陸をした。改めて言うまでもなく、尖閣諸島は日本固有の領土である。

 貴殿は中華人民共和国の代表として、日本国民に謝罪しなければならない。貴国が歴史的にも国際法上からも認められた他国の領土に侵入する不法を許す事は貴国が世界に対し自らを侵略国家である事を宣言するに等しい事である。

 今回の不法上陸は貴国内においても十分予想出来た行為であり、予測されながら事態を放置した責任は免れるものではない。

 更に悪質極まる事に「主権を示す石碑を投入するイベント」を計画するなど、我国に対するあきらかな挑発行為であり、決して許されるものではない。

 我国は貴国に対し平和と友好の立場で対応し、政府開発援助(ODA)を行なうなど、友好の意思を示しており、その我国に対し領土侵略を行う貴国の対応は信義ある国の行為とは考えられない。

 我々日本青年社は貴国との領土間題での対立、紛争を避ける為、日本固有の領土、尖閣諸島の実効支配を二十五年続けてきた。それは争いを求めるものではなく、争いを未然に防ぐ為に行なった実行支配である。

 貴殿が日本に対し領土侵略の野望を持たないならば直ちに侵入者を処罰し、日本国に対し謝罪しなければならない。そうでないならば、我々は日本の主権と国益を守る為に死力を尽して貴国に抗議する事をここに宣言する。


  平成十六年三月二十五日

日本青年社 総本部