平成16年3月6日
大久保明


 平成16年2月22日、第9回「教養講座」は東京練馬区の区民館において開催されました。

 初めに参加者全員による教育勅語御奉読の後に鎌田泰弘教導委員長が今回の特別参加者である誠憂会会長・楠誠先生と、「七軍神と一人の赤トンボ」の原作者であり著書の映画化に向けて活躍されている江田先生が紹介されました。

  江田先生は幼年期を自衛隊基地のある町で育ったことから国防問題には大変造詣が深く、また、少年時代に受けた恩師の教育と、今日の殺伐とした社会状況を見て憂国の思いに駆られると同時に、靖国神社への首相参拝問題や遊就館での「凛として愛」の放映問題などにふれる中で、現在の手どもたちの教育環境、また戦後日本人の歪んだ歴史史観を鑑み、日本の将来を展望した時に、これでは曾て祖国の為に戦い散華したあまたの英霊に申し訳ないと思っていた折、日本青年社の隊員各自が日々の忙しい時間をさいて運動に取り組んだり勉強会を行なっていることを知って参加してくださいましたが、江田先生自身も会社員として日々忙しい中で、日曜日や仕事の終わった後で「七軍神と一人の赤トンボ」の脚本を執筆され、更に映画化に向けて活躍されており、映画が完成したら一人でも多くの子供たちに観てもらい、50年後の日本が健全の国家に立ち直ってもらうこと願いたいと説明された。

  また、鎌田泰弘委員長からも「凛として愛」を再度観直して「事実を事実として正確に捉えて更なる広報活動に務めていただきたいとの話しをされたことに続いて、本日、出席者に配布した「責任とは」と題した資料に基づいて第一部では、現在マスメディア等は、当然のことを当然とせず、公正で正しいものを正しく伝えていない。それはマスメディアは日常社会の話題性と視聴率向上だけを重視しているためである。一例を上げれば、一つのテーマを捉えて世論調査を行なった時、イラク派遣についての世論調査では、Aが賛成、Bが反対、Cがどちらでもないとのアンケートをとりながら結局は自社の方針に沿った結果のみを伝え、それがあたかも世論の大勢であるかのような誤解、錯覚を与えている。また、左翼陣営等では、全てが、自分たちの都合の良い部分だけを掻い摘んだり物理的、理論的に理論建てして、言葉の連綿性の1ぺ一ジ、歴史の連綿性の1ぺ一ジだけを捉えるという極めて悪業を行なうために正しい歴史観が歪められているのが戦後の現在の歴史認識である、といわざるを得ないけれども、こうした危険性について私たちは自らの教養の幅を広げて広報活動を行なっていかなければならないと述べた。

責任とは
(1) 人がその役割としてなすべき務め
(2) なすべき任務
(3) 引き受けなければならないもの

であるが英語に直すと

DUTY=責任、義務、本分「名詞」
Responslbity=責任、責務、業務履行「形容詞」

  本題である「責任とは」をテーマにしたかについては、あるテレビを観ていた時、"男らしさという事の認識"というテーマのデータは、日本の“らしさ”の認識率が50%であったことが大いに気になったからである、言うなれば、実際組織体であるなら、上司が上司“らしさ”と「責任」能力があるか、特に指導者であるならば強い決断力を持って指導して行かなければ指導される側の者は、その決断力の鈍りから当然動きが鈍くなる。命令を下す側は、その命令に責任を持たなければ命令を受ける側も誤った方向に向かってしまう。

  その他方に於て、大東亜戦争の戦争責任を捉え、昭和天皇陛下の戦争責任について、ある、ない、とした時に天皇陛下は既にその責任を果たしているのである。それは、「開戦詔書」であり、「ポツダム宣言受託」、「戦争終結に対する詔書」である。

 また、左翼陣営等では天皇陛下は責任をとっていないと発言しているがこの発言は英語のリスパンスィビリティーを捉えて発言しているのだ。この発言については極東国際軍事裁判において訴追を受けていないという意見があるが、極東国際軍事裁判は事後法で裁いた裁判であり、正式な裁判ではない。更に裁いた側が裁判は誤りであったと証言しているので論外である。としておかなければならない。

 現在においての責任はあるという意味では、国益の姿、国力の発動たる姿、そして自国が如何なる脅威に対しても対抗できる力を持っていなければならないかという事であれば、現在の無責任社会において、イラクに派遣されている自衛隊に犠牲を生じさせてはならない事が社会の責任であり国の責任である。このように物事は将来の日本の国益、国力に対して良い影響を与えるステップ段階でなければならない。

 私たちは責任のない発言をする者に対し断じて対峙しなければならない。よって理諭的志向の中で段階をおいて勉強し基礎を造り指導的立場にならないと述べて第一部を終わった。


 第二部は教本である。教育勅語絵巻物語の「以テ知能ヲ啓発シ〜常二國憲ヲ重シ國法二遵ヒ」までを学習して終了。参加者は全員爽やかな表情で会場を後にした。


※江田先生が原作した「七軍神と一人の赤トンボ」の前編より‥

七軍神と一人の赤トンボ   前 編

 コーヒーのマンデリンが挽き興した世界を救う惑星燃料。しかし、それは争いを生み出し、日本の古き良き文化伝統を、そして国体をも消し去るものであった。
 日本国を築き掲げてきた歴史や伝統、日本人を育んできた魂は何処へ逝ってしまったのか。
 その昔、国体を保持する為、愛する人を守る為に盾となって戦い散華されたご英霊は・・・
 そしてある日、遥かなる星は輝きを取り戻した。これは正夢だったのか、それとも我々には見えない陰の力が救ってくれたものなのか・・・そのとき一人の赤トンボが・・・