平成16年1月13日


 12月21日  第八回目「教養講座」が東京練馬区内の区民会館に於いて開催されました。

 まず教育勅語を御奉読した後、第1部として鎌田委員長より前回の復習を含め
「 日本は古来より神々への信心、水、空気、川、山などの自然に対し、又功績を残した人々を含めた八百万の神々という絶対的に一神教でない神々を信心し自分への問いかけ、自分への戒めである生への連座制などを含めた中で西洋哲学、東洋哲学との違いとして日本では島国として間一系連綿とした。日本の文明、文化が守られて来ている。それは身を修め、家を整え国を修むるという事であり、言論ではなく論理的思考の構築であったが、現在の日本では誤った歴史観、東京裁判により欧米化してきている。それは武士道の教えを忘れ去ってしまっている中での教育講座は一般的と言われている指導者を育てるのではなく、指導者の構築をする。それは一般大衆を巻き込んだ中での指導者としての育成である。そして日本青年社のスローガンである「自然と共生、環境と調和」についても自分自身の生活の中から考え直していかなければならない。その一部として、自然発生するもの、或いは文化社会の中から発生するものなど含め自分自身が知らず知らず自然破壊を行っている事を自覚し出来る事すべてについて、自分で考え実践しスローガンの実行を行う事がある意味での指導者である。」とのお話がありました。

 第2部は当日配付された資料「五省」(海軍で使用されていた物)について説明されました。

 【五省】
  1、至誠悖(もと)るなかりしか
  1、言行に恥じるなかりしか
  1、気力に缺(か)くるなかりしか
  1、努力に憾(うら)みなかりしか
  1、不精に亘るなかりしか

 この五省を一つづつ要約すると
  1、誠の道理に背くな
  1、無責任な事はしてはいけない
  1、怠る事があってはならない
  1、力の出し惜しみをするな
  1、横着をするな

 この五省は自分に対し自分自身を振り返り見る事であり、自分の品性を正す事であると説明された後に、本講座教本である「教育勅語絵巻物語」の「恭儉己レヲ持シ」から「博愛衆ニ及ボシ学ヲ修メ業ヲ習ヒ」までを学習し終了しました。