タイ王国・カンチャナブリ県とその周辺

 カンチャナブリはタイ西部、ミャンマーとの国境近くにある。
先史時代から人が住んでいた痕跡があり、ドヴァーラヴァティー王国、クメール帝国を経て、アユタヤ王朝時代にビルマに対する防衛のため、現在の町が形成された。

 カンチャナブリの名前が世界に知られたのは『戦場にかける橋』にも描かれた戦争の悲惨な一幕の舞台となったからである。第二次大戦中に建設された秦緬鉄道は、多くの犠牲のうえに建設されたが、今も運行されている。

 また、カンチャナブリ郊外には豊かなジャングルが広がり、石灰質の土地のため洞窟も多く、タイ王国内で最大級の滝もある。


バンコク市内



山の上寺院



遺跡公園





チェンマイで出会った兄妹

 私たちは、ここカンチャナブリの地に平和祈念公園を建立し、年二回の平和の祭典を執り行っています。その際、日本各地から毎回200余名の奉賛者が参加し、タイ王国においては、タイ王国の僧門を代表するロンブボー・ラムヤイ大僧正をはじめ、カンチャナブリ県知事、市長、軍部、財界関係者が参加協力してくれています



カンチャナブリ駅



人と自然の営み

  カンチャナブリの朝は早い、早朝の朝市では人々の明るい声がこだまし、古き良き時代を彷彿とさせる。

 街の喧噪とは裏腹に数ある寺院では古くから変わらぬ営みが続けられ、悠久の時を刻んでいる。
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